宇宙戦略基金事業・第3期技術開発テーマ「民間ロケット打上げ実証加速化(STAND)」の実施機関として、インターステラテクノロジズとスペースワンが選定

Interstellar Technologies and Space One selected for the Space Strategy Fund’s Phase 3 commercial rocket launch demonstration acceleration programme, STAND

2026-11-02

JAXAは、宇宙戦略基金事業・第3期技術開発テーマの1つ「民間ロケット打上げ実証加速化(STAND)」の実施機関に、インターステラテクノロジズとスペースワンの2社を選出しました。
この事業は、事業化初期段階にある民間ロケット事業者による複数回の打上げ実証を支援し、信頼性向上や低コスト化、打上げサービスの拡充を目指すものです。開発初期のロケットは打上げ失敗のリスクが高く、保険の確保や顧客獲得も難しいことから、実績を積み重ねるための継続的な打上げを支援します。

この事業では、必要な技術開発と最大6回の打上げ実証を通じて、信頼性と国際競争力を有する民間ロケット事業者を2者以上創出することを目指します。国が掲げる、2030年代前半までに基幹ロケットと民間ロケットを合わせて国内の打上げ能力を年間30件程度確保する目標に向けた取り組みです。
支援総額は最大240億円で、1件あたりの支援上限は120億円(間接経費を含む)です。支援開始後3年目、または計画した打上げ実証の前半終了後のいずれか早い時期を目途に、ステージゲート評価を行います。評価結果により、その後の支援継続を判断する仕組みです。

選定された両社の技術開発課題は以下のとおりです。
■インターステラテクノロジズ株式会社
「国際競争力のある高頻度打上げサービス実現に向けた技術開発」
■スペースワン株式会社
「民間小型ロケットの複数回打上げ実証と固体増強型ロケットの開発・実証」

インターステラテクノロジズは、文部科学省のSBIRフェーズ3基金事業を通じて、小型人工衛星打上げロケット「ZERO」初号機の開発を進めています。同社が11月2日に公表した説明によると、STANDではZEROの2号機以降の複数回の打上げ実証を通じ、飛行データや運用実績を重ねるとともに、設計・製造工程・運用の改善を図ります。同社は事業期間を2031年3月までの予定とし、今後のステージゲート評価等により変更する可能性があるとしています。

両社の採択課題の概要は、契約締結・交付決定後に公表される予定です。
スペースワンの「固体増強型ロケット」の構成や開発・実証日程などは、現在のところ明らかにされていません。

*STAND:Struggles Toward Advancement through a Number of Demonstrations


【参考】

JAXA

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