欧州宇宙機関、月面サービスステーション「OASIS」を計画
European Space Agency plans lunar service station OASIS
2026-10-20
欧州宇宙機関(ESA)は、無人月面ミッション向けの共用インフラとして機能する月面サービスステーション・OASISのコンセプト研究をOHB System(ドイツ)に委託しました。
OASIS (Outpost for Advanced Scientific Investigation Station)は、月面での科学実験や技術実証ミッションを支援するために、電力、通信、データ処理・保存を提供する長期共用インフラとして構想されています。複数の月面ペイロードに対して、月の昼間(地球上の約14日間)の運用、および月の越夜を支援するものです。OASISは、月の日中にはソーラーアレイで発電、バッテリー蓄電を行い、極低温など過酷環境となる月の夜間にはペイロードを電力供給などでサポートします。計画では、日中は最小でも75Wの常時電力供給を行い、夜間は15Wを供給するとしています。また月面ランダー搭載ペイロード向けの接続系統が1つ、月面展開ペイロード向けの接続系統を3つ装備することが計画されています。
OASISの月面輸送には、現在開発中のArgonaut月着陸機を使用し、通信中継には欧州の月周回通信・測位衛星コンステレーション、Moonlightを活用する構想となっています。OASISを利用する最初のペイロードには月面環境を観測するECHO (Environment Characterisation and Heliophysics Observatory)が想定されています。
OASISはまだ初期研究段階であり、製造や打ち上げなどの具体的な予定は、研究成果などの進捗を経て決定される見込みです。
【参考】
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