JAXA、火星衛星探査ミッションMMXをローンチ

JAXA launches the MMX Mars Moon Exploration Mission

2026-10-20

JAXAは、火星衛星探査ミッションMMX(Mars Moons eXploration)のローンチを実施しました。打ち上げは日本時間2026年10月20日午前4時41分、H3ロケット10号機により種子島宇宙センターにて行われました。リフトオフから約1時間11分後にH3はMMX探査機を分離、同機は所定軌道に投入されました。H3は昨年12月の打ち上げ失敗から、今年6月に6号機のリターンフライトに成功。以来3回連続の打ち上げ成功となりました。

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Credit:JAXA / Screenshot from JAXA youtube

MMXは、世界初となる火星衛星からのサンプルリターンミッションです。火星からの高度約6000kmの衛星フォボスへ探査機で着陸、サンプルを採取し、地球への帰還を目指します。またミッション終盤には、もう1つの火星衛星ダイモスのフライバイ観測も実施予定です。サンプル解析や観測を通じて火星衛星の起源を明らかにすることで、火星圏と太陽系惑星の形成や進化の解明に寄与することを目指します。また火星-地球間の往復、サンプルリターンなど探査技術の高度化も目的としています。
MMXミッションのタイムラインは、以下のとおりです。
2026年10月:打ち上げ
2027年度:火星圏到着
2030年度:火星圏離脱
2031年度:地球帰還

MMXは、JAXAが主導する大型国際協力ミッションでNASA、CNES(フランス国立宇宙研究センター)、ESA(欧州宇宙機関)、DLR(ドイツ航空宇宙センター)など、欧米の主要宇宙機関からのペイロード機器も搭載されます。また、科学研究のために大学・研究機関多数から成る科学コミュニティからの協力、そしてミッション探査機・機器開発に幅広い企業からの協力を得て、プロジェクトは推進されています。MMX探査機開発の主契約者は三菱電機となっています。MMXは主推進に化学推進装置を搭載、打ち上げ時質量は4480kgの大型探査機となります。


【参考】

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