欧州宇宙機関と国際天文学連合、衛星活動による天体観測への干渉抑制に向けた協力に合意

The European Space Agency and the International Astronomical Union have agreed to cooperate on minimising interference with astronomical observations caused by satellite activity

2026-10-08

欧州宇宙機関(ESA)と国際天文学連合(IAU)は、衛星活動がもたらす天体観測への光・電波干渉の抑制に向けた協力で合意、意向書(MoI)を締結しました。トルコで開催されている第77回国際宇宙会議(IAC)で、両者の代表により意向書は署名されました。
大規模な衛星コンステレーションの運用増加に伴い、衛星からの光反射や搭載機器から発する電波が、天文学の光学・電波観測に干渉し問題となっています。また暗い夜空は、共有された自然・文化遺産でもあると位置づけられています。
IAUでは2022年に「衛星コンステレーションによる干渉から暗く静かな夜空を保護するためのセンター(IAU CPS)」を立ち上げ、この問題に取り組んでいます。天文学側の国際的な調整・推進を担う組織となります。

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Photo Credit:ESA

今回の協力の取り組み対象は、衛星の太陽光反射による望遠鏡画像への光跡と、搭載電子機器からの意図しない電波放射による電波望遠鏡への干渉です。検討される対策は、反射を抑える衛星表面素材、不要な電波放射を抑える電子機器、などの衛星設計段階からのものや、地上望遠鏡からの衛星の見え方を理解するためのモデル、などが挙げられています。

IAU CPSは天文台、研究者、企業などとの連携を引き続き強化。ESAは技術的知見の提供や産業界との取り組み強化で貢献します。天文学者と衛星事業者との対話促進、技術開発の支援、新たなベストプラクティスの普及などを進めるとしています。


【参考】

欧州宇宙機関(ESA)

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