Vastと欧州宇宙機関、ISS退役後の宇宙ステーション利用に向けた協力強化のMoUを締結

Vast and European Space Agency Sign Memorandum of Understanding to Strengthen Post-ISS Cooperation

2026-10-05

Vast(米国)と欧州宇宙機関(ESA)は、国際宇宙ステーション(ISS)退役後の地球低軌道(LEO)での協力に関する覚書(MoU)を締結しました。MoUは第77回国際宇宙会議(IAC 2026)に合わせて署名され、Vastが開発する商業宇宙ステーション「Haven」での宇宙飛行士ミッションや、科学研究・技術開発などの協力の枠組みを定めています。

両者は2024年6月、ドイツで開催されたベルリン国際航空宇宙ショー(ILAベルリン)で既に協力に関するMoUを締結しています。当時から、欧州宇宙飛行士によるミッションや研究利用、欧州企業による機器・サブシステムの供給、欧州の宇宙輸送サービスの利用などを検討していました。今回のMoUは前回の文書を置き換え、協力内容を広げるものとなります。

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Photo Credit:ESA

Vastは、商業宇宙ステーション「Haven-1」の打上げと有人運用開始を2027年に目指しています。さらに、その技術を活用した複数モジュール構成の宇宙ステーションを開発し、継続的な有人滞在につなげる計画です。今回のMoUは、直近のISSやHaven-1でのミッション協力に加え、その先のポストISSでの利用を検討するものとなります。

今回のMoUに基づいて取り組む項目は、以下のとおりです。
■宇宙飛行士ミッションと設備・インフラでの協力
将来のHavenでの欧州宇宙飛行士によるミッションや、ESAによる機器・インフラへの貢献を検討。
■科学研究と継続的な利用
共同で設定する研究計画や専用の科学実験設備に加え、必要となる物資の打上げ・地上回収能力、宇宙飛行士の作業時間などを検討。ESAの宇宙飛行士が参加するミッションの合間にも、研究利用を継続できる仕組みを想定。
■欧州の宇宙輸送機との連携
将来の欧州の宇宙補給船や有人宇宙船がHavenに輸送サービスを提供できるよう、情報交換や協力の可能性を検討。

両者はすでに、ISSへの民間宇宙飛行士ミッション「Vast-PAM-1」や、Haven-1初回有人ミッションで協力を進めています。Vastによると、Vast-PAM-1ではフランスのThomas Pesquet、チェコのAleš Svoboda、ギリシャのAdrianos Golemisの参加が発表されており、Haven-1ではフランスのArnaud Prostが参加する予定です。


【参考】

欧州宇宙機関(ESA)

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【関連リンク】

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