インフォステラ、フィジーとソロモン諸島に地上局建設へ 太平洋地域における衛星データの迅速ダウンリンク体制構築を目指す
Infostellar to Build Ground Stations in Fiji and Solomon Islands, Aiming to Establish Rapid Downlink Capability Across the Pacific Region.
2026-10-05
インフォステラは、フィジーとソロモン諸島に地上局建設し、観測衛星が取得する画像データの即時データダウンリンクを実証することを明らかにしました。経済産業省の「グローバルサウス未来志向型共創等事業(大型実証・非ASEAN加盟国)」に採択された事業で、全体事業費26億5800万円の半分、13億2900万円の補助金支援を受けて実施されます。
自然災害対応や、違法漁業監視などの海洋状況把握などの衛星観測データに関して、リアルタイムに近い迅速ダウンロード・利用への要求が高まっています。地球低軌道(LEO)上の観測衛星は、地上局上空を通過中の限られた時間でデータを送ることから、地上局の数と地理的配置はデータ受信・利用までの時間を決める大きい要素となります。現状、太平洋島しょ地域は観測衛星用の地上局の空白地帯となっているとのこと。今回の実証は、フィジーとソロモン諸島に地上局を設置することでその空白を埋め、衛星データの迅速ダウンロード体制構築に寄与するものとなります。
現地パートナーとして、海底ケーブルなどを手がけるフィジーのFintel社とソロモン諸島のSATSOL社と提携。両社は現地の知識と実績を活かし、地上局サイトの準備、保守、運用支援などを担当します。
実証の具体的取り組みは以下のとおりです。
・フィジーおよびソロモン諸島への地上局建設、およびインフォステラのクラウド型地上局サービス「StellarStation」への統合
・軌道運用中の観測衛星が取得した画像データの即時ダウンリンク実証
・現地環境下での稼働率(技術有効性)、ダウンリンクの即時性向上や状況監視能力への適用性(商業性)、現地行政との社会適合性、などの複合検証
これの実証成果を踏まえて、商用地上局サービスへと移行する計画と見られます。
インフォステラでは、この事業の成果として、他国に依存しない日本の宇宙データ主権や、日本の衛星コンステレーションのデータ即時性向上による競争力強化、なども期待されるとしています。
【参考】
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