三菱電機、静止通信衛星ラインアップの拡張に向けてSWISSto12と協業検討で合意
Mitsubishi Electric Agrees to Explore Collaboration with SWISSto12 to Expand Its Communications Satellite Line-up
2026-09-15
三菱電機は、スイスの衛星製造SWISSto12社と宇宙・防衛分野での協業検討で合意、覚書(MOU)を締結しました。協業検討の対象は、デュアルユース(軍民両用)の静止通信衛星、および3Dプリンティングを使ったアンテナなどの無線周波数(RF)製品の開発製造となります。
SWISSto12は、2011年に設立され、3Dプリントで製造されるアンテナなどのRF(無線)製品の開発製造および納入で豊富な実績を有しています。同社の3Dプリント技術により、複雑な形状で高精度が要求される宇宙用RFコンポーネントを短期間で製造することが可能です。また従来、大型であった静止軌道衛星を小型化したHummingSatを開発。HummingSatはGEO衛星としては小型の質量約1000kg、ペイロード容量200kg以上となっており、製造コスト、納期、ローンチコストを下げることに成功しています。今年3月には日本のSpace Compass社が、SWISSto12の小型静止衛星バスを活用した光データリレー衛星の調達契約を締結しています。
今後両社が検討する協業では、三菱電機が有する大型衛星バスの開発・製造・インテグレーション能力やフルデジタル通信ペイロードと、SWISSto12の小型静止衛星バス(Hummingsat)および3DプリントRF技術を組み合わせ、大型から小型までのデュアルユース静止通信衛星ラインアップの提供を目指します。
三菱電機は、今年2月に防衛省より「次期防衛衛星通信の整備」を受注しています。この事業で同社は、防衛省のXバンド防衛通信衛星「きらめき2号」の後継機の開発製造、および地上システムの整備を行っています。また今年5月に発表した同社の中期経営戦略では「ディフェンス&スペース」を注力分野の1つに位置づけ、グローバルでの静止通信衛星の受注拡大を目指す方針となっています。
【参考】
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