NASA、月面長期滞在の基盤技術の成熟度向上に向けた提案を公募
NASA Calls for Proposals to Advance Key Technologies for Long-Term Lunar Surface Operations
2026-09-08
NASAは、月面長期滞在の基盤技術の成熟度向上に向けた提案公募を発表しました。NASAが建設を目指す月南極域の月面拠点「Moon Base」に必要な技術の実用化に向けて民間より競争調達を行う予定です。
対象となる技術分野は、月面長期滞在に必要な資源、電力、製造にフォーカスしたもので、以下の5分野です。
1:垂直型太陽電池アレイ技術
安定的な継続発電、電力管理、配電、蓄電技術。
2:月面現地資源利用(ISRU:In-Situ Resource Utilization)による酸素製造
月面のレゴリス(砂礫)に付着している酸化物から酸素を抽出。生命維持用と推進剤(酸化剤)として利用。
3:スターリング放射性同位体発電機(Radioisotope Stirling Generator)
放射性物質が崩壊する際の放熱をスターリングエンジンで電力に変換。RTG(放射性同位体熱電気転換器)より高効率とされています。太陽光発電が使えない夜間、暗所、遠隔地、ダスト環境などが想定。
4:宇宙製造(In-space Advanced Manufacturing)
月面現地で部材などを加工製造し、地球からの輸送量を削減。
5:ナノマテリアル生産
炭素系ナノ材料(カーボンナノチューブやグラフェン)、月面レゴリスのナノ微粒子など。
各技術分野について、技術成熟度レベル(TRL)5~6を目指します。TRL5~6は、コンポーネントやシステムの関連環境(宇宙模擬環境)での実証にあたり、本格的な宇宙実証の1つ手前のレベルとなります。
応募企業・団体は、1トピック1提案で複数トピックへの応募が可能です。募集締め切りは2026年10月8日で、提案選定と契約授与は2026年11月の予定です。契約期間は最長3年間となります。
【参考】
★ リンクURLは掲載日時点で有効のものです
