ArianeGroup、再使用型ロケット1段目離着陸実験のウェットリハーサルを実施
ArianeGroup conducts a wet rehearsal for the take-off and landing test of its reusable rocket first stage
2026-07-30
ArianeGroup(フランス)は、開発を進める再使用型ロケット1段目Themis実験機(T1H:Themis-1 engine-Hop tests)による垂直離着陸実験のウェットリハーサルを完了しました。リハーサルは2026年7月23日、スウェーデンのEsrange宇宙センターで実施されました。ウェットリハーサルは、実際の打ち上げ前の総合リハーサルで、打ち上げ手順を地上で再現するものです。リハーサルでは、打ち上げ前準備、カウントダウン、極低温推進剤充填手順、仮想ローンチ、着陸後安全手順などが1日かけて行わました。Themisの推進剤は、液体酸素と液体メタンの仕様ですが、リハーサルでは安全性の観点から、同様に極低温ながら燃えない液体窒素の充填で代替しました。
Themisは低空への垂直離着陸実証から、徐々に飛行スケールをあげていく開発計画となっています。今回のThemis T1Hは垂直離着陸実験機で、高度100mへ上昇後、垂直姿勢で軟着陸を行う計画です。
再使用型ロケット1段目Themis、およびThemis搭載の再使用エンジンPrometheusは、欧州宇宙機関(ESA)のローンチ新技術の開発プログラム、FLPP(Future Launchers Preparatory Programme)の一部です。EUのHorizon Europe SALTO(reuSable strAtegic space Launcher Technologies & Operations)との共同プロジェクトとなっています。Themisの主契約者はArianeGroupで欧州企業コンソーシアムで開発が進められています。
再使用型ロケットの開発実験に関しては、今月7月11日にJAXAが再使用型ロケット小型実験機「RV-X」の飛行試験を成功させています。JAXAはRV-Xの次フェーズとして、より大型の「CALLISTO」(カリスト)による実験を計画しています。CALLISTOは独仏の宇宙機関、CNESとDLRとの共同実験となり、南米のフランス領ギアナの宇宙センターで2026年度に飛行試験が開始予定となっています。
【参考】
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【関連リンク】
SSC(Swedish Space Corporation)
