NASAとドレイパー研究所、月輸送契約CP-12を合意終了 ispaceミッション5はキャンセル見込み

NASA and Draper Laboratory agree to terminate lunar delivery contract CP-12; ispace Mission 5 expected to be canceled

2026-07-15

ispaceは、NASAとドレイパー研究所(Draper)との間の月輸送契約CP-12が双方合意により終了したこと、それに伴いDraper社とispace社の月輸送(再委託)契約も終了見込みであることを明らかにしました。NASAの承認を条件に2030年実施予定、としていたispaceミッション5の契約終了見込みを意味します。

CP-12は、NASAの商業月面輸送サービス(CLPS:Commercial Lunar Payload Service)に基づくタスクオーダーで、2022年にNASAからDraperを主契約者として授与されたものです。ispaceは再委託契約により、チームDraperの一員として月面輸送サービス提供に向けた月着陸船開発等を進めていました。当初は、ispace米国法人が開発する「APEX1.0」ランダーを使用し2025年を目標にローンチ、月南極付近のシュレーディンガー盆地にNASAの月観測機器(地震計など)を輸送する計画でした。その後、APEX1.0ランダーの開発遅延などにより、月着陸機を新型の「ULTRA」に変更し、ミッションを2030年実施予定とする計画変更を今年3月に発表していました。

NASAは今年3月に月面拠点「Moon Base」の建設計画を発表。建設を推進するための第1フェーズとして、CLPSによる月面輸送ミッションを2027年以降最大30回を高頻度で実施し、拠点建設のための事前調査などを行う予定です。スピード開発を重視したこの計画にあって、2030年以降のCP-12の実施予定ではタイミング的に合わない、とNASAが判断したと見られます。現行CLPSの現在の登録ベンダーは13社で、契約期間は2028年までとなります。次期CLPS2の調達プロセスが現在進行しており、ベンダー選定・契約授与は2026年10月頭の予定です。


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