GITAI、軌道上サービス実証用のロボット衛星S3のフライトモデルを完成
GITAI completes flight model of the S3 robotic satellite for in-orbit service demonstration
2026-06-16
GITAI USAは、軌道上サービス実証ミッションに使用するロボット衛星「S3」のフライトモデル(実機)が完成したことを発表しました。S3ミッションはGITAIの自社プロジェクトで、ロボットアームを搭載したサービサー機(S3S)と、ターゲット衛星(S3T)で構成されます。ミッションでは、サービサー機によるターゲット機への自律的な接近・近接運用(RPO)、ドッキング、ロボットアーム操作などが実証される計画です。S3衛星は、衛星プラットフォームもロボットアームも完全に同社の内製となります。
GITAIは、2024年に国際宇宙ステーション(ISS)の船外技術実証で、同社の自律型デュアルロボットアーム「S2」を用いた宇宙空間での組立て・製造(ISAM:In space assemby manufacturing)に成功。また、2025年1月には自社開発の16Uサイズの超小型衛星「SC1」の軌道上実証に成功。自社衛星での通信、システム機能、データ取得など基本機能が確認されました。この衛星製造・運用能力、およびロボットアーム技術を組み合わせた軌道上サービス実証を、2026年に実施する計画であることがこの時点で発表されていました。
今回、GITAI社はS3衛星を予定どおり完成させました。そして、今年10月のSpaceX社のライドシェア打ち上げミッションTransporter-18での輸送枠を押さえていたとのこと。しかし、GITAIは今年4月にアメリカ宇宙軍のSpace Based Interceptor(SBI)プログラムの開発企業の1社に選定。同社では、自社プロジェクトのS3よりも、SBIプログラムや関連する防衛案件を優先的に履行することを決定しました。この結果、S3ミッションは2028年以降の実施へと延期されることになりました。
GITAI社では、軌道上サービスを中心とする防衛向けの低軌道衛星コンステレーションを構想しており、S3ミッションではその主要技術を実証する計画です。
【参考】
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