Blue OriginのNew Glennロケットが燃焼試験中に爆発
Blue Origin’s New Glenn rocket explodes during a static fire test
2026-05-29
Blue OriginのNew Glennロケットが燃焼試験中に爆発炎上しました。2026年5月28日(現地時間)、フロリダ州ケープカナベラル宇宙軍基地のLaunch Complex 36(LC-36)で、4回目のローンチミッションに向けた試験中の事故です。この爆発による負傷者などは出ていないとのこと。現時点で詳細は不明ですが、かなり大きい爆発であったためLC-36は損壊した可能性が高いと見られます。Blue Origin社は原因調査を開始しました。同社創設者のJeff Bezos氏はSNSへの投稿で「修復が必要なところはすべて修復して、また飛び立つつもりです。それだけの価値はあります」と述べました。
New Glennロケットは、今年4月の3回目ローンチ(NG-3)では、飛行したものの衛星(AST Space Mobile/BlueBird7)の軌道投入に失敗しています。ロケット2段目エンジン(BE-3U)の1基に不具合が発生、推力不足で予定より低い高度への衛星投入となっていました。その後、Blue Originはアメリカ連邦航空局(FAA)の監督下で事故調査を実施。今月22日に同社の最終事故調査報告書がFAAに受諾され、飛行再開が承認されたところでした。なお事故調査報告では、NG-3の事故原因は極低温液体リークによる配管凍結と特定され、対策案も示されています。
New Glennは、Amazon社の低軌道通信衛星コンステレーションAmazon Leoで24回のローンチ予定となっているほか、アメリカ軍の国家安全保障輸送プログラム(NSSL:National Security Space Launch)で最重要ペイロードの打ち上げを担当するNSSL Phase3Lane2にも選定されています。またBlue Origin社は、Artemisミッションで自社の月着陸船Blue Moon Mk1/2や、Moon Base建設ミッションの打ち上げにNew Glennを使用予定となっています。
New Glennは2025年1月に初飛行に成功。全長98メートル、フェアリング直径7メートルの再使用大型ロケットで、地球静止軌道(GEO)に13トン、地球低軌道に45トンの輸送能力を有しています。
【参考】
Blue Origin
【関連リンク】
Amazon Leo (formerly Project Kuiper)
National Security Space Launch (NSSL)
