Artemis IIミッション、史上地球から最も遠い距離へ到達し月フライバイを完了
The Artemis II mission has reached the furthest distance from Earth in history and completed a flyby of the Moon
2026-04-06
2026年4月6日、Artemis IIミッションで宇宙飛行士4名を乗せて宇宙を航行中のOrion宇宙船は、月フライバイ(周回飛行)を完了しました。アポロ計画最後の月ミッションであった1972年12月のアポロ17号以来、約半世紀ぶりの有人月周回飛行を実現しました。
Orion宇宙船は、地球からの距離252,756マイル(406,770km)に到達、これは宇宙飛行史上最も遠い距離への到達記録となります。これまでの記録は1970年のアポロ13号の到達距離248,655マイル(400,170km)でした。
月フライバイは米国時間午後1時頃から約8時間にわたりました。Orionは月の表側から裏側へと周回飛行、宇宙飛行士達は月面の目視観測・撮像などを行いました。この間、月面へは最短で4,067マイル(6,545km)まで接近しています。飛行中のクルー達は、月の地平線に地球が沈む「アースセット(Earthset)」と、地平線から再び地球が昇る「アースライズ(Earthrise)」を目撃しました。またフライバイの終盤には、月が太陽を隠す日食が約1時間見られ、クルーは月の周縁部に現れた太陽コロナを観測しました。
Orion宇宙船は月フライバイを完了し、現在地球への帰路についています。4月10日午後8時すぎ(米国東部時間)に、カリフォルニア州サンディエゴ沖の太平洋上に着水、帰還する予定です。
Artemis IIは、4月1日にフロリダ州ケネディ宇宙センターからローンチされました。ミッションは今後計画されているアルテミス計画の月ミッションに先だって行う有人試験飛行で、Orion宇宙船の生命維持システム、航法システム、通信システムなどの各種機能を検証するものです。
【参考】
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