アメリカ宇宙軍、Lockheed MartinとFirefly Aerospace、戦術即応型ミッションVICTUS DIEM演習を実施

US Space Force, Lockheed Martin and Firefly Aerospace conduct the VICTUS DIEM tactical rapid-response mission exercise

2026-03-25

アメリカ宇宙軍・宇宙システム司令部(SSC System Delta 89)は、民間パートナーのLockheed Martin、およびFirefly Aerospace社とともに戦術即応型ミッション、VICTUS DIEM演習を成功裏に実施したことを明らかにしました。VICTUS DIEMは、脅威に対応するため、民間企業との連携で迅速なローンチ能力の向上を図る演習ミッションとなります。

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VICTUS DIEMは2ステージで実施されました。第1ステージは昨年後半に実施された机上シミュレーションで、発令後12時間でペイロード(衛星)処理の流れを完了しました。これは衛星の到着、チェックアウト、ロケットへの結合、フェアリング封入などの一連の流れのオペレーションを検証するものでした。第2ステージは今年初頭に実施されたフィールド演習で、想定した脅威シナリオでの36時間以内の迅速ローンチのプロセス演習が行われました。両ステージを合わせて、「迅速な衛星処理」+「迅速ローンチ」の一連のプロセスの手順化や改良が進められたとしています。

宇宙システム指令部(SSC)は、脅威に対する宇宙での即応能力の向上を目指す、戦術即応型宇宙ミッション(TacRS: Tactically Responsive Space)、VICTUSシリーズを運用しています。2023年9月に実施されたVICTUS NOXミッションでは、Firefly社のAlphaロケットが事前予告なしからの発令で、24時間以内のローンチ準備を完了。発令後27時間後、最初のローンチウィンドウでの実際のローンチに成功しています。
また宇宙機を搭載したロケット2機での迅速ローンチを目指すVICTUS HAZEは、今年以降に実施予定です。これも事前予告はなしで、24時間以内のローンチ準備完了、最短でのローンチが要求されているミッションになります。VICTUS HAZEはRocket Lab社(Electronロケット+宇宙機)とTrue Anomaly(宇宙機)の2社がSSCより契約を授与されています。Fireflyは、True Anomalyより宇宙機のローンチャーに選定されています。VICTUS HAZEでは軌道上で宇宙機2機による近接運用(RPO)が行われる予定です。


【参考】

アメリカ宇宙軍

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