Rocket Lab、HASTE弾道ロケットで国防総省の極超音速試験飛行20回分を契約
Rocket Lab secures contract for 20 hypersonic test flights for the US Department of Defence using its HASTE ballistic rocket
2026-03-18
Rocket Lab(米国)は、米国国防総省(DoD)の超音速試験飛行20回分を1億9000万ドルで契約したことを発表しました。これは同社にとって、1回の契約としてはこれまでで最大額とのこと。Kratos Defense & Security Solutions社が主契約者としてリードする、DoDの極超音速試験飛行調達プログラムMach-TB2.0に基づく契約となります。試験飛行にはRocket Labの弾道ロケットHASTEが使用されます。
契約に基づいて、今後4年間で20回のHASTEによるローンチが実施されます。初回のローンチは数か月以内に行われる予定です。Rocket Labは昨年1月にMACH-TB2.0チームへの参加を発表。HASTEはMACH-TBの試験飛行ですでに実績がありますが、この契約でMACH-TB2.0での本格的な運用へと入ります。
HASTE(Hypersonic Accelerator Suborbital Test Electron)は、極超音速技術実証のための試験用プラットフォームで、2023年6月に初飛行に成功しています。同社の主力ロケットElectronからの派生型となります。ペイロード容量はElectronより大きい700kgで、さまざまな極超音速飛翔体試験ペイロード(Air Breathing, Ballistic Re-entry, Boost Glideなど)に対応するフェアリングオプションが用意されています。
マッハ5以上の速度で飛行する極超音速兵器は探知・迎撃が難しいとされています。これに対する防衛能力の向上は国防総省の優先的な課題の1つで、技術実証用の極超音速試験飛行体の民間調達プログラムが複数展開されています。Rocket Labは、Mach-TB以外に、国防総省・国防イノベーションユニット(DIU)が2023年に立ち上げた極超音速試験飛行の民間調達プログラム、HyCAT(Hypersonic and High-Cadence Airborne Testing Capabilities)にも参加しています。また同社は、米国空軍(USAF)の兵器調達プラグラムEWAAC(Enterprise-Wide Agile Acquisition Contract)や、英国国防省の極超音速攻撃能力開発プログラム・HTCDF(Hypersonic Technologies & Capability Development Framework)のベンダーの1社にも選定されています。
【参考】
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