欧州宇宙機関、気象衛星コンステレーションEPS-Sternaの衛星開発をOHB Swedenと契約

The European Space Agency has awarded a contract to OHB Sweden for the development of satellites for the EPS-Sterna meteorological satellite constellation

2026-03-18

欧州宇宙機関(ESA)は、気象衛星コンステレーションEPS-Sternaの衛星開発・製造契約をOHB Swedenに授与しました。契約額は2億4800万ユーロです。
Sternaコンステレーションは極軌道で運用され、マイクロ波放射計を搭載し、気温および水蒸気量を高頻度で観測する計画です。グローバルに観測可能ですが、特に気候変動の影響が顕著な北極域の観測強化を企図しています。

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Credit: ESA

Sternaに先行してプロトタイプミッション、the Arctic Weather Satelliteが2024年8月に打ち上げられ、観測性能への評価も高かったことから、コンステレーション構築が決定していました。The Arctic Weather Satelliteの開発主契約者もOHB Swedenとなっています。契約に基づいて、OHB SwedenはSterna衛星20機を製造します。コンステレーション第1弾の衛星6機は2029年に打ち上げ予定です。以後、常時6機編成で運用・交代を行い、3世代(18機)で2042年までは観測を継続する計画です。衛星2機は予備用となります。

Sternaは、ESAと欧州気象衛星開発機構(EUMETSAT)との共同ミッションです。ESA-EUMETSATの気象観測ミッションには、大型の極軌道気象衛星Metopシリーズや静止気象衛星Meteosatシリーズなどがあります。これらと同様、EUMETSATが衛星運用、データ配布利用を担当、ESAは衛星開発を担当します。Sternaはこれらの欧州気象衛星や、国際連携でアメリカ海洋大気庁(NOAA)や中国気象局(CMA)から提供される観測データを補強するものとなります。
なおSternaとは、渡り鳥のキョクアジサシの学名とのこと。キョクアジサシは、最も長距離の渡りをする鳥で、1年で北極圏と南極圏との間を往来するとされています。Sterna衛星が南北両極を周回する極軌道衛星であることにちなんだネーミングとなります。

*EPS-Sterna: the Eumetsat Polar System – Sterna


【参考】

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