VAST社、国際宇宙ステーションへの民間宇宙飛行士ミッションに選定
VAST selected for private astronaut mission to the International Space Station
2026-02-12
商業宇宙ステーションの開発を手掛けるVAST社(米国)は、NASAより国際宇宙ステーション(ISS)の民間宇宙飛行士ミッション(PAM:Private Astronaut Mission)の実施機関に選定されました。同社のPAM選定は初となります。
これまで4回行われたISS民間宇宙飛行士ミッション(PAM)は、すべてAxiom社(米国)が実施機関となっていました。また先月、5回目PAMにもAxiomの選定が発表されています。今回選定されたVASTのミッションは6回目PAMとなり、実施は2027年夏以降の予定です。AxiomもVAST同様、商業宇宙ステーション(Axiom Station)の開発を進めている企業となります。
ミッションでは、4名の民間宇宙飛行士による最長14日間のISS滞在ミッションが予定されています。今後VASTは、4名のクルー候補をNASAおよび提携国際機関に提出、承認を受けた後、クルーの訓練を実施します。訓練はNASA、提携国際機関、およびローンチャー(SpaceX)と共同で行われます。VASTは、NASAよりクルー用物資、カーゴ輸送などを購入し、NASAはAxiomより科学サンプルの地球への低温輸送を購入する予定です。
NASAは、地球低軌道上(LEO)の有人活動の商業化を目指し、ISSへの有人往復輸送、無人補給輸送、民間宇宙飛行士滞在ミッションなどの民間調達を推進しています。ISSは2030年の退役が決定しており、後継となる商業宇宙ステーションの開発や準備活動が進められています。
VAST社は、商業宇宙ステーションHavenを開発しています。初号機のHaven-1は全高10.1m、直径4.4m、居住空間45m3、与圧空間80m3で、4名のクルーによる2週間のミッションが行える仕様となっています。Haven-1の開発は現在、統合フェーズに入っています。打ち上げ予定は現状、2027年です。予定どおりに行けば、Haven-1は世界初の商業宇宙ステーションとなる見込みです。
さらにその後、Haven-2宇宙ステーションも計画されています。Haven-2はHaven-1を大型化したモジュールを順次打ち上げ、連結し、大規模な宇宙ステーションを構成する予定です。初回のモジュール打ち上げは現状、2028年が計画されています。
【参考】
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【関連リンク】
Axiom Missions (ISS民間宇宙飛行士ミッション)
CLDs (Commercial Destination in LEO)
