宇宙戦略基金事業、「衛星光通信の端末間相互接続技術等の開発」にワープスペースが選定

Warp Space selected for Space Strategy Fund project: ‘Development of satellite optical communication terminal interconnection technology, etc.’

2025-12-19

JAXAは、宇宙戦略基金事業・第2期の技術開発テーマ「衛星光通信の導入・活用拡大に向けた端末間相互接続技術等の開発」の実施機関にワープスペースを選定しました。同社の技術開発課題の名称は「衛星光通信における端末間相互接続技術および光通信挙動シミュレーション技術の開発」となります。

衛星光通信は、高速大容量、妨害や傍受に対する安全性、周波数制約が無いといった利点から世界的に開発が進められています。一方、光通信端末に関して幅広く共有された標準が存在しません。このため、異なる規格・製造事業者の端末間での相互接続に課題があり、衛星光通信の普及に対する制約となりかねない状況があります。
また衛星光通信では、電波と異なり直進性の強い光を使用することから、衛星同士がピンポイントで相互の位置捕捉・追尾を行う必要があります。このような位置計算や、姿勢制御なども含めた精密な衛星運用シミュレーションのツール開発も課題となっています。

今回の事業では、このような課題を解消するため、光通信端末間の相互接続を可能にする技術と、衛星運用前の検討に資するソフトウェアツールの開発に関して支援を行うものとなります。具体的には、2028年度までに異なる規格の光通信端末の相互接続を可能とする機器、およびソフトウェアツールを開発し、TRL8相当(実機システム完成、フライト認定)に達することを目指す計画です。なお相互接続できる規格には限界があるため、どの範囲までを接続可能とするかも検討される予定です。この事業の支援金額は相互接続用機器で最大25億円、ソフトウェアツールで5億円が上限とされています。

ワープスペース社は、光通信衛星コンステレーションのデジタルツインや衛星搭載用の光通信端末を手がける企業です。また高度2千~2万kmの地球中軌道(MEO)に光通信中継衛星を3機展開し、低軌道衛星の運用事業者へ通信中継サービスを提供する「WarpHub InterSat」を計画しています。


【参考】

JAXA

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