第15代NASA長官に、起業家出身のジャレッド・アイザックマン氏が就任
Entrepreneur Jared Isaacman appointed as 15th NASA Administrator
2025-12-18
NASA(アメリカ航空宇宙局)は、ジャレッド・アイザックマン氏(Jared Isaacman)が第15代NASA長官に就任したことを発表しました。同氏は12月17日に米国上院の承認を受け、12月18日に正式に就任宣誓を行いました。
アイザックマン氏は米国ニュージャージー州出身、決済サービス企業Shift4 Paymentsの創業者で、パイロットと民間宇宙飛行士としての経験も有しています。今年1月のトランプ政権発足直後に大統領よりNASA長官候補に指名されましたが、その後5月にいったん指名撤回となっています。この指名撤回の背景には、この時期に表面化したトランプ大統領と、SpaceX創業者のイーロン・マスク氏との関係悪化があるとの見方があります。この間、正式な長官不在のまま、運輸長官ショーン・ダフィー氏(Sean Duffy)が、NASA長官を代行していました。
その後11月4日に、トランプ政権は再度アイザックマン氏をNASA長官候補に指名、承認プロセスを経て今回の正式就任に至っています。
就任宣誓が行われた12月18日、ホワイトハウスは大統領令「ENSURING AMERICAN SPACE SUPERIORITY」を発令。2028年の有人月面探査、2030年までの月面拠点エレメントの設置や、宇宙軍事能力の強化、宇宙産業振興などを連邦政府に指示する内容となっています。
アイザックマン氏は、アルテミスミッションや商業月面輸送サービス(CLPS)による民間月面ミッションなどは引き続き高い優先度とみなしています。一方、アルテミスミッションの基幹的なインフラとして開発された、SLS(Space Launch System)やOrion宇宙船については、高コストを理由に長期的な使用継続には懐疑的であると見られています。
【参考】
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【関連リンク】
CLPS(Commercial Lunar Payload Services)
