カナダ政府、北極域の軍事通信衛星計画でMDA SpaceとTelesatの2社と戦略的提携
Canadian government forms strategic partnership with two companies, MDA Space and Telesat, for Arctic military communications satellite programme
2025-12-09
カナダ政府は、北極域における軍事通信衛星コンステレーション構築計画「Enhanced Satellite Communications Project – Polar / ESCP-P」において、MDA SpaceとTelesat社のカナダ企業2社との戦略的提携に入ったことを発表しました。
ESCP-Pは、北極域においてカナダ軍にワイドバンドおよびUHFナローバンドの衛星通信を提供する構想です。カナダの北緯65度から90度(北極点)の領域で軍事通信を常時担保し、カナダ軍の作戦遂行能力の向上を目指します。現状、実装開始予定は2029~2030年、初期運用開始は2035年以降の計画となっています。プロジェクトの総予算規模は、50億カナダドル以上、としています。まず初期フェーズとして、MDAとTelesat社にエンジニアリング・オプション分析が292万カナダドルで契約授与されました。
ESCP-Pのカナダ政府における管轄機関は、昨年10月に新たに設立されたDefence Investment Agency(DIA)です。カナダは防衛予算を段階的に増額する予定で、DIAは防衛調達の集約・簡素化と効率化を図るために新設されたものです。
Telesat社は、大規模な低軌道(LEO)通信衛星コンステレーションLightspeedの構築を進めています。Lightspeedは初期フェーズ衛星数198機で、2026年から打ち上げが開始予定とされています。MDA Space社は、デジタル衛星プラットフォームAURORAを展開しています。MDAは、TelesatのLightspeed衛星198機をAURORAベースで製造・納入する予定となっており、両者はすでに強い協力関係にあります。
【参考】
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【関連リンク】
Lightspeed LEO Network (Telesat)
