IHI、超小型ハイパースペクトル衛星・IHI-SAT2をローンチ
IHI launches ultra-compact hyperspectral satellite IHI-SAT2
2025-12-01
IHIおよびIHIエアロスペースは、超小型衛星IHI-SAT2をローンチしました。衛星打上げは2025年11月28日、SpaceXファルコン9ロケットのライドシェアTranporter-15ミッションで、カリフォルニア州バンデンバーグ宇宙軍基地より行われました。分離後、衛星との交信は確認済みです。
IHI-SAT2は6Uサイズの超小型衛星で、ハイパースペクトルセンサが搭載されています。衛星製造、ローンチ、初期運用は小型衛星製造のKongsberg Nanoavionics社(リトアニア)が担当しています。
通常の光学衛星(マルチスペクトル)は、光を5-10の波長帯(バンド)で撮像しますが、ハイパースペクトルセンサは、数十から数百の非常に細かい波長帯の連続スペクトルで地表や物体を同時に観測することができます。このため、物質がもつスペクトル反射特性から、対象物を高精度に識別することが可能となります。地表の土壌成分、樹種も含めた植生分布、農作物の育成状況などがわかるため、森林管理、農業、鉱物探査等々、幅広い用途があります。
IHIでは、IHI-SAT2衛星の保有・運用により、ハイパースペクトル観測技術および衛星運用能力の向上を図る計画です。また同社と住友林業が2023年に設立した合弁会社、NeXT FORESTが手がける森林管理事業に同衛星のデータを活用するとのこと。
IHIは今年5月、SAR衛星24機で構成される地球観測衛星コンステレーションの構築を発表しました。このコンステレーションは将来的にSAR以外の各種リモートセンシング技術を搭載した衛星へと拡張する構想が併せてアナウンスされています。
【参考】
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