宇宙戦略基金事業・第2期の技術開発テーマ「空間自在利用の実現に向けた技術」の実施機関に国内6社が選定
Six domestic companies selected as implementing organisations for Phase 2 technical development theme ‘Technologies for Realising Flexible Space Utilisation’ under the Space Strategy Fund Programme
2025-11-28
JAXAは、宇宙戦略基金・第2期の技術開発テーマである「空間自在利用の実現に向けた技術」の実施事業者として国内6社を選定しました。
「空間自在利用の実現に向けた技術」では、軌道上製造・組み立て技術、軌道上の宇宙デブリ除去技術、および宇宙状況把握技術の3つの技術分野について、それぞれ開発事業を実施します。
軌道上製造・組み立て技術は、ロケットによる地上から物資輸送における収納サイズなどの制約に縛られずに、大型構造物の構築などを可能とするための要素技術や、3D積層造形技術の開発を目指します。2031年度までに軌道上でサブスケールで構造物の3Dプリント製造、または大型構造物の軌道上での建材組み立てを実証することを目指します。
宇宙デブリ除去では2029年度をめどに、世界的に開発が進められている大型デブリ対策ではなく、小型デブリを対象とした除去技術について、要素技術およびシステム開発を行います。
また宇宙状況把握に関しては、2029年度までに10cm未満の小型デブリや、軌道上衛星に関する情報把握能力について、事業化を見据えて開発、検証を行う予定です。
支援金は全体総額で165億円となります。軌道上製造・組み立ては1件が50億円、宇宙デブリ除去は1件15億円、宇宙状況把握は1件あたり20億円がそれぞれ上限として設定されています。
今回選定された6社、およびその技術開発課題の名称は以下のとおりです。
三菱電機株式会社
軌道上製造に係る要素技術の開発 (軌道上製造・組み立て技術)
東レ株式会社
宇宙空間向け高機能樹脂材料、軌道上での3D積層造形技術の創出 (軌道上製造・組み立て技術)
株式会社パワーレーザー
地上レーザーによる適応型予測制御宇宙デブリ除去技術の開発 (軌道上物体除去技術)
Star Signal Solutions株式会社
光学フェンスによる革新的超小型デブリ把握技術とデータ利用実証(宇宙状況把握技術)
株式会社IHI
遠距離から高分解能画像の取得を可能とする逆合成開口レーザレーダ(ISAL)技術の開発(宇宙状況把握技術)
株式会社パワーレーザー
追尾型地上レーザーによる宇宙デブリの超解像監視技術の開発 (宇宙状況把握技術)
【参考】
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