Airbus Defence and Space社、オマーン初の通信衛星OmanSat-1の製造契約を受注
Airbus Defence and Space awarded contract to build Oman's first communications satellite, OmanSat-1
2025-11-24
Airbus Defence and Space社は、オマーンの国営衛星運用事業者Space Communication Technologies(STC)より、同国初の通信衛星OmanSat-1の開発製造契約を授与されました。
OmanSat-1はKaバンドで運用され、オマーンおよび中東、東アフリカ、アジアに通信容量を提供する予定です。同衛星は、Airbus社の次世代静止通信衛星プラットフォームOneSatをベースに製造されます。OneSatは軌道上でビーム形状、出力、周波数割当て、通信エリアを
リアルタイムに再構成可能な、ソフトウェア定義型のフルデジタル衛星です。商用採用も進んでおり、日本のスカパーJSAT社が計画している静止通信衛星Superbird-9もOneSatベースで製造されます。
オマーンは近年、国家宇宙プログラム(Oman National Space Program)を立ち上げ、宇宙能力強化と宇宙産業の育成に大きく注力しています。同国の運輸・通信・情報技術省(MTCIT)の管轄下、2023年から2033年の10年計画で衛星システム開発やインフラ整備など、14のプロジェクトが立案されています。オマーンはアラビア半島の南東端に位置し、海外線からは南東にアラビア海・インド洋が大きく開けており、ロケット打ち上げに好適な立地です。同国では、Etlaq Spaceportが運用に入っており、昨年末には弾道ロケットDuqm1の発射が実施されました。Etlaqは北緯18度に位置し、打ち上げにとって好条件であることが強調されており、今後中東地域の宇宙ハブになることが企図されています。
MTCIT:Ministry of Transport, Communications and Information Technology
【参考】
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