欧州の月着陸船Argonaout開発の企業コンソーシアムが結成
A consortium of companies has been formed to develop the European lunar lander Argonaut
2025-11-20
欧州宇宙機関(ESA)の月着陸船、Argonaut開発に向けた欧州企業コンソーシアムのコアチームが結成されました。ESAは今年1月に、Thales Alenia Space ItalyをArgonautの機体部分であるLDE(Lunar Descent Element)の主契約社に選定しています。同社が欧州企業によるコンソーシアムを結成したものです。
発表されたコアチームのメンバーと役割は以下のとおりです。
・Thales Alenia Space (Italy)
プライム契約者、Lunar Descent Element(着陸段)全体のシステム統合・設計・製造・試験を統括
・Thales Alenia Space (France)
データハンドリング系・搭載コンピュータ開発および関連機器調達
・Thales Alenia Space (UK)
推進系(タンク・スラスタ等)の開発・調達
・OHB System AG (Germany)
GNC(誘導・航法・制御)、電源系(EPS)、通信系(TT&C)のサブシステム開発・調達
・Nammo Space (UK/Nordic)
メインエンジンの設計・供給
月着陸船Argonautは、最大全長6m、直径4.5m、機体質量10000㎏、月への輸送能力2100kgとなります。月面の着陸精度は50-100m、極寒など過酷環境となる月の越夜も可能となる予定です。月面への貨物輸送、科学ミッションから有人ミッションまで幅広く対応可能としています。
アルテミス計画などの国際プロジェクトへの貢献や、独自の科学ミッションなどに使用される予定です。初ミッションは2031年の予定で、2030年代に合わせて5回のミッションが構想されています。
Argonaut(アルゴノート)は、アポロやアルテミスなどの月探査プロジェクト名の伝統に沿って、ギリシア神話にちなんでいます。アルゴノートは「アルゴ号の船乗り達」という意味で、ギリシア神話で金の羊毛を探す旅に出た英雄達を指しています。今後Argonautによる月ミッションの名称は、アルゴノートの船乗りの個別の名前から採る予定と発表されています。
【参考】
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