欧州宇宙機関、ArianespaceおよびAvioと新たなローンチャー運用契約を締結

The European Space Agency has signed new launcher agreements with Arianespace and Avio respectively.

2025-11-14

欧州宇宙機関(ESA)は、Arianespace社(フランス)およびAvio社(イタリア)と、個別に新たなローンチャー運用契約(LEA:Launcher Exploitation Agreement)を締結しました。2025年11月14日、パリのESA本部で Josef Aschbacher・ESA長官、Avio社CEOのGiulio Ranzo、Arianespace社CEO・David Cavaillolès、およびArianeGroupのCEO・Martin Sion等が出席し、署名が行われました。

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Credit: ESA / Ariane 6

この両契約は、ArianeGroupにはAriane6ロケットの運用、Avio社にVega-Cロケットの運用に関する役割と責任を定めるものです。ESAには両社の運用実施のモニタリングが定められています。
今回の新たな契約のポイントは、Avio社が新たにVega-Cの運用を担うことを確定したことです。AvioはVegaシリーズのロケット製造開発の主契約者ですが、これまでローンチサービス(運用)はArianespaceが行うことで分担してきました。今年7月のESA理事会でこの役割分担に関する決議が採択されたことを受けて、今回の契約締結へと至りました。これで、ESAのローンチャー運用はArianespaceとAvioの2社体制になります。

Ariane 6は欧州宇宙機関(ESA)の次世代大型ロケットプログラムで、メインコントラクターのArianegroupおよび欧州企業パートナーにより開発されました。2024年7月の初飛行から今月4日に実施されたSentinel1-D衛星の打ち上げまで、4回連続でローンチに成功しています。フェアリングの高さは20メートル、外部直径5.4メートルで、補助ブースター4基の仕様(Ariane64)の場合、静止トランスファ軌道(GTO)へ最大11.5トン、地球低軌道(LEO)へ21.6トンの打ち上げ能力を有しています。
Vega-Cは小型~中型衛星打ち上げロケットで、2022年に初飛行に成功しています。地球低軌道(LEO)への輸送能力は2300kgとなります。Vega-Cは今後、年間6回の打ち上げ頻度を目指すとしています。Avio社ではさらに新型のVega-Eを開発中で、初飛行は2028年の見込みとなっています。


【参考】

Avio

Arianespace

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