NASAとSierra Space、スペースプレーンDream Chaserに関する契約を大幅に変更。初飛行は2026年後半見込み
NASA and Sierra Space amend contract for spaceplane Dream Chaser. First flight expected in late 2026.
2025-09-25
NASAとSierra Spaceは、スペースプレーンDream Chaserに関する契約変更で合意しました。Dream Chaserは、2016年にNASAから授与された国際宇宙ステーション(ISS)への商業補給サービス契約(CRS-2)に基づいて開発が進められてきました。しかし同機は開発の遅れが重なり、今後事実上CRSの運用を前提としないことで合意、防衛用途も含めた多用途宇宙往還機として開発・運用が進められる予定となりました。
これによりDream Chaserの初飛行はISSへの輸送ではなく、純粋な飛行実証(Free Flyer Mission)となります。Dream ChaserのCRS-2契約では、国際宇宙ステーションに最低7回の補給ミッションを授与することが含まれていましたが、これは削除され、初飛行後にNASAが任意でオーダー可能という形に変更されました。Sierra Space社は、今回の変更についてDream Chaserの戦略的転換とし、今後は商業用途と防衛用途のデュアルユースで幅広く運用することを強調しています。
ISSへの商業補給サービス(CRS)では現在、SpaceXのDragon宇宙船とNorthrop GrummanのCygnus宇宙船が運用されています。NASAとSierra社はDream Chaserをこのラインアップに加える計画でしたが、事実上契約は破棄同然となりました。ISSは2030年に退役が決定しており、これから7回の補給ミッションを行うことが困難になったという状況もあると見られます。
Dream Chaserの初飛行はULA社のVulcanロケットで行われる予定です。打ち上げ枠の都合もあり、2026年後半に実施見込みとなっています。
【参考】
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