NASAとISRO、共同開発のデュアルバンドSAR衛星NISARをローンチ
NASA and ISRO launch jointly developed dual-band SAR satellite NISAR
2025-07-30
NASAとISRO(インド宇宙研究機関)は、共同開発したSAR衛星NISARをローンチしました。衛星打ち上げはインド時間2025年7月30日、ISROのロケットGSLV Mark-IIに搭載され、インド東南部海岸にあるサティシュ・ダワン宇宙センターより実施されました。NISAR衛星は高度747km、傾斜角98.4度の太陽同期軌道に投入されました。今後、直径12mのリフレクタを展開し、約90日間のコミッショニング作業に入ります。
NISARミッションは、NASAとISROの共同開発ミッションで、SバンドとLバンドのデュアルバンド合成開口レーダー(SAR)で地球観測を行います。衛星のLバンドSARはNASAジェット推進研究所(JPL)が開発、SバンドSARはISROが開発したものです。両機関が地球観測機器を共同開発するのは初となります。波長がことなる2つのバンドは観測対象が異なるほか、2つの差分を解釈することで観測対象の特性を把握することが可能になるとしています。スワス(観測幅)は最大240km、衛星の再訪周期は12日です。地表、土壌水分、氷表面、木質バイオマス、農地、インフラなどの変化を精密に観測し、地球環境や生態系の変化に関するデータを提供する計画です。ミッション運用期間はベースラインで3年間になります。
ミッションは、今年2月のトランプ大統領とモディ首相の米印首脳会談でも確認された米国とインドの宇宙協力の深化のイベントの一つとも位置づけられています。
(NISAR: NASA-ISRO Synthetic Aperture Radar)
【参考】
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