NASA、月面有人非与圧ローバー(LTV)への搭載機器を選定

NASA selects instruments for installation on the Lunar Surface Crewed Unpressurised Rover (LTV)

2025-07-10

NASAは、将来の月面有人非与圧ローバー(LTV: Lunar Terrain Vehicle)を使用したミッションでLTVに搭載する機器を選定しました。LTVに統合される機器が2つ、月周回軌道上に展開予定の機器1つの計3つが発表されています。3つの機器の連携で、月南極域の地表および地下の鉱物や揮発性物質について広範囲に調査を行う計画です。

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Credit: NASA

3つの機器は以下のとおりです。

AIRES (The Artemis Infrared Reflectance and Emission Spectrometer)
月南極の地表の鉱物、揮発性物質(水、アンモニア、CO2など)の分布を測定します。LTVに統合されます。 アリゾナ州立大学のPhil Christensen氏が機器開発リードです。

L-MAPS (The Lunar Microwave Active-Passive Spectrometer)
地中レーダー探査により月南極の地下を調査します。月地表から40メートル以上の深さまで温度、密度、地下構造を測定します。LTVに統合されます。ハワイ大学のMatthew Siegler氏が機器開発チームをリードします。

UCIS-Moon (the Ultra-Compact Imaging Spectrometer for the Moon)
月周回軌道から月の地質、揮発性物質を観測します。LTVの観測結果に加えて地域全体の背景情報として提供されます。サンプル採取候補地点の特定にも寄与する予定です。機器開発はNASAジェット推進研究所のAbigail Fraeman氏がリードします。

NASAは、2024年4月にLTVの開発企業3社を選定しました。3社は以下のとおりです。
Intuitive Machines
Lunar Outpost
Venturi Astrolab

3社は基本設計審査(PDR)を完了後、月実証フェーズに向けた提案を行います。NASAは2025年末までに、このうち1社を実証ミッションに選定する予定です。
LTVはアルテミスVミッションから使用される予定で、その前に月面実証が行われることになっています。LTVは2039年までNASAの月面探査ミッションに使用される計画です。


【参考】

NASA

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