ispace-US、Zeno Powerと原子力電池を活用した月の越夜の技術開発で提携
ispace-US partners with Zeno Power to develop lunar night survival technology using nuclear batteries.
2025-04-10
ispace-USは、Zeno Power System(米国)と原子力電池を活用した月面越夜の技術開発で提携すると明らかにしました。Zeno Powerは宇宙探査や海底用の原子力電池を開発する企業です。
地球の時間で14日間続く月面の夜は、摂氏マイナス173度の極寒となり、太陽光が届かないため太陽光発電は使えません。このため月の越夜には安定した熱電供給が課題となります。原子力電池はラジオアイソトープ発電器とも呼ばれ、放射性同位体(radioisotope)が発する熱などを利用し熱電供給を行う技術で、半減期が長い同位体を使用することで長期間にわたり発電可能な装置が得られるものです。太陽光発電の利用に制限がある深宇宙探査機などの電源に使用されてきた実績があります。
Zeno Powerが開発を進める原子力電池は2026年に上市予定となっています。今回の提携でispace-USとZeno Powerは、原子力電池を活用した越夜技術について、月面での実証ミッションを2027年以降に実施することを目指すとしています。
ispaceは2024年5月には、英国レスター大学と原子力電池を利用した月越夜技術の開発で提携したことを発表しています。
【参考】
★ リンクURLは掲載日時点で有効のものです
