Airbus Defence and Space UK、欧州宇宙機関よりExoMarsミッションの火星着陸機の製造を受託
Airbus Defence and Space UK contracted by the European Space Agency to build the Mars lander for the ExoMars mission
2025-03-29
Airbus Defence and Space UK(英国)は、欧州の火星探査ミッションExoMarsの着陸機の主要システムの開発製造を受託しました。欧州宇宙機関(ESA)およびミッションのプライムコントラクタであるThales Alenia Spaceにより選定されました。契約額は、同社からは開示されていませんが、英国宇宙庁の発表では1億5000万ポンド相当とのこと。
ミッションでは着陸機は火星に着陸後、搭載する火星探査ローバーRosalind Franklinを展開する予定です。ローバーは火星の地表から最大2メートル地下まで掘削を行い、サンプル採取と分析を行います。このサンプルは最大で火星の過去40億年分相当の地層にあたるとのことです。サンプル分析では火星に生命がかつて存在した、または存在しているか、についての手がかりを探す調査が行われます。
ローバーの名称は、DNAの分子構造解明に大きな役割を果たした英国人科学者Rosalind Franklinにちなんだものです。Airbus UKが制作したもので、欧州初の火星ローバーとなります。
ミッションはもともと、ロシアとの協力で2022年に打ち上げが予定されていましたが、ロシアによるウクライナ侵攻を受けて中断しました。その後、ESAは加盟国や欧州を中心とする宇宙産業の協力のもとミッションを再度計画、2024年にはThales Alenia Spaceをプライムコントラクタとして契約し再始動した経緯があります。NASAもその後、打ち上げやコンポーネント提供などで協力することが決まっています。
ExoMars Rosalind Franklinミッションの打ち上げは2028年に予定されています。火星への着陸は2030年に予定されています。
【参考】
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ExoMars Rosalind Franklinミッション
