環境に優しい欧州版宇宙データセンターの実現可能性調査を発表:ASCENDコンソーティアム
Feasibility study on a European version of an environmentally friendly space data centre announced by ASCEND Consortium.
2024-06-27
2024年6月27日、Thales Alenia Spaceは、宇宙データセンター(ASCEND)の実現可能性調査の結果を発表しました。調査は欧州グリーンディールの目標である2050年のカーボンニュートラル実現に向けて、EUの研究開発基金Horizon Europeの補助で2023年に開始されたもので、宇宙データセンターの実現性についてThalesをはじめとする欧州企業連合により実施されました。
増大するデータ処理や格納に伴うデータセンターの電力消費や冷却に伴う炭素排出を、欧州の環境政策に沿って抑制するという観点での検討が行われました。総論としては宇宙データセンターは可能であり、欧州のデジタルを変革し、より環境に優しく、欧州のデータ主権に資するもの、との見解となりました。宇宙データセンターの炭素排出の7割以上をローンチャー(製造や燃料精製を含む全ライフサイクル)が占めると評価、実現にはライフサイクル全体で排出量1/10程度の再利用型ローンチャーが必要とされ、欧州グリーンディールの枠組みでの開発投資の可能性が示唆されています。
ASCENDコンソーティアムは、欧州5カ国から11社が参画しており以下の企業が含まれます。
Hewlett Packard
CloudFerro
Thales Alenia Space
AIRBUS
Ariane Group
DLR
Orange
※ASCEND (Advanced Space Cloud for European Net zero emission and Data sovereignty)
【参考】
Thales Alenia Space
ASCEND Consortium
