NASA、菌類を使用した「育つ」宇宙住居の研究を継続

NASA continues research into ' growing' space habitats using fungi

2024-06-26

2024年6月26日、NASAは菌類を使用した「育つ」宇宙住居の研究を継続することを明らかにしました。NIAC(NASA Innovative Advanced Concepts)プログラムに基づき、NASAエイムズ研究センターの研究チームに2年間で200万ドルを供与するとのこと。

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Credit: NASA

Mycotecture(Myco architecuture=菌類建築) Off Planet Projectと称され、将来計画されている月や火星などの有人深宇宙探査において、菌類で育つ居住空間をつくる研究になります。

このMycotecture(菌類建築)は3層から構成されます。外側の層は氷(水)で月面の水の利用を想定します。外側層(氷)は放射線防護と中間層へ水供給の役割があります。中間層はシアノバクテリア(藍藻)で、これは外側層から水を受け、氷を透過した光で光合成し酸素を作ります。内側層は菌糸体になります。シアノバクテリアが作った酸素は宇宙飛行士と菌糸体に供給され、菌糸体が成長する、としています。菌糸体は閉鎖環境で生育し、焼成(殺菌)して建材となります。また菌糸体は遺伝子操作を行い、居住空間外では生育できないようにします。こうして深宇宙に地球から生命体を持ち込まないことも担保するとのことです。
このコンセプトが実現すると、宇宙居住空間の建設のための輸送量が大幅に削減可能となることが期待されます。


【参考】

NASA

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