チャンドラヤーン3号、インド初の月面軟着陸に成功

Chandrayaan-3 Makes Successful Soft Landing on Lunar Surface

2023-08-23

インド宇宙研究機関(ISRO)は8月23日、月探査船チャンドラヤーン3号のランダーが月面への軟着陸に成功した、と発表しました。同機は先月14日にインドのサティシュ・ダワン宇宙センターより打ち上げられ、その後順調に飛行、8月5日に月周回軌道への投入が確認されていました。インドによる月面への着陸成功は、旧ソ連(ロシア)、米国、中国に次いで世界で4か国目の成功となります。

チャンドラヤーンの1号機は2008年に打ち上げられ、月周回軌道上の約1年間のミッションで月面の水の存在のエビデンスなどの観測成果がありました。同2号は2019年に打ち上げられましたが、月着陸に失敗し機体を喪失しています。今回のチャンドラヤーン3号は2号の補完ミッションに位置づけられており、前回の失敗からの再挑戦で月面着陸を成功させた形になりました。チャンドラヤーンとは、サンスクリット語の月と乗り物をかけ合わせた言葉で「月の乗り物(moon craft)」の意味になります。

チャンドラヤーン3ミッションとほぼ同じタイミングでロシアは、1976年以来約半世紀ぶりとなる月面着陸を目指して月探査ミッションを打ち上げています。8月19日に月探査機(ルナ25号)で月面着陸を試みましたが月面に衝突し失敗に終わりました。
日本では、JAXAが2022年11月に超小型衛星OMOTENASHIで日本初の月面着陸を目指しましたが、通信不具合により着陸を断念しています。また日本のispace社は今年4月、HAKUTO-Rミッションで世界初の民間企業による月面着陸に挑み、高度5kmまで予定どおり降下後、月面衝突し失敗しています。JAXAでは今月末に月面着陸技術実証SLIMミッションの打ち上げを予定しており、再度月面着陸に挑むことになります。


【参考】

ISRO:プレスリリース、ウェブサイト

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