スペイン、アルテミス協定に加盟

Spain Joins Artemis Accords as 25th Signatory

2023-05-30

スペインがアルテミス協定に署名し、25番目の加盟国となりました。調印式はスペインの首都マドリッドで行われ、スペイン大統領ペドロ・サンチェス、NASA長官ビル・ネルソンらが出席、スペイン科学イノベーション担当大臣であるダイアナ・モラントがスペインを代表して署名しました。

同協定には5月3日にチェコ共和国が加盟したばかりで、立て続けの加盟発表となりました。スペインはEUで7番目の加盟となり、現状ドイツ以外の欧州主要国は加盟した形になっています。

アルテミス協定は、宇宙探査の自由や領有禁止、平和利用の原則を定めた宇宙条約(1967年)を踏まえ、アルテミス計画を念頭に宇宙探査に関する国際的な協力の原則を掲げています。具体的には、平和目的、月・火星利用、宇宙インフラの相互運用、宇宙資源、軌道上デブリ緩和、宇宙遺産の保全、科学データなどの原則が定められており、2020年に日本を含む加盟8か国で発効し、その後、加盟国は増え続けています。
米国国務省は、同じ5月30日に「宇宙外交の戦略フレームワーク」(A Strategic Framework for Space Diplomacy」という文書を公式発表しました。このフレームワークには3本の柱(3 Pillars)が示されています。
1. 宇宙のための米国外交:
将来世代のために宇宙政策を国際的に推進し、責任ある宇宙活動における米国のリーダーシップを強化する。同盟国との連携を強化し、意図しない紛争リスクを低減する。宇宙科学を発展させ経済発展に寄与する。

2. 米国外交のための宇宙:
米国主導の宇宙活動を幅広い外交目標のために活用する。
衛星・宇宙データ利用の国際協力を進め、気候変動対策、持続可能な環境、危機管理、紛争防止、国際安全保障や経済競争力に寄与する。

3. 国務省スタッフへの宇宙情報提供
宇宙政策の目的達成のため、国務省スタッフが宇宙に関する知識やツール・データを十分に持つことを担保する。


【参考】

NASAプレスリリース
米国国務省プレスリリース

【関連リンク】

公的機関・政府政策

NASA

アルテミス計画


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