英国Oneweb社、通信衛星36機の打ち上げに成功、コンステレーションによるグローバルカバレッジを達成
Oneweb Lauches Additional 36 Satellites to Their Constellation, Reaching Global Connectivity Coverage
2023-03-26
英国Oneweb社は3月26日、インドのサティシュ・ダワン宇宙センターよりインド宇宙研究機関(ISRO)のLVM3ロケットで通信衛星36機を打ち上げ、高度約450kmの軌道投入に成功しました。全36機との交信も確認済みとのこと。
覚書は、ローンチと再突入、そして低軌道から深宇宙までを含む宇宙輸送インフラ全体を、宇宙における米国の優位性の保持、安全保障や経済などの国益上の基盤と位置づけています。
年1000回の打ち上げと再突入を運用するための宇宙輸送インフラ整備の主要な取り組みは以下のとりです。
射場および再突入インフラ整備拡張
・民間投資や官民協力を活用した連邦射場と再突入着陸インフラの共同整備促進
・射場/再突入サイト新増設に係る許認可、環境審査の迅速化
・商業ユーザーに、連邦射場/再突入サイトへのアクセス提供
・Federal Range Scheduling Criteriaを策定、運用し、射場リソースの使用効率を最大化
・再突入サイトの立地特定、および開発プラン策定
・追加のローンチ施設建設の候補地や開発内容を策定
・Critical space launch corridors用の優先空域を設定、高頻度打ち上げに向けた体制へ変更
なお、2022年7月にOnewebとフランスの衛星通信大手Eutelsat社は経営統合を発表しています。
株式交換によりEutelsatがOneweb株式の100%を取得(英国政府分の特別株以外)、完全子会社化の予定です。Oneweb株主はEutelsat株の50%分を取得予定とされています。この統合により、静止軌道衛星(GEO)主体のEutelsatと低軌道衛星(LEO)コンステレーションのOnewebによる相互補完、相乗効果が期待されています(マルチオービット化)。
Eutelsat社は引き続きEuronext市場に残るほか、ロンドン証券取引市場(LSE)への上場申請予定とのこと。Eutelsatは2021年にOnewebに大型出資を実施しており、この基盤の上に統合合意に至った経緯があります。その後2022年11月、最終的な統合合意契約に署名したことが発表されました。この最終合意では、規制当局の承認などの過程を残すものの、合併実施は2023年第2四半期か第3四半期の見込み、としています。
【参考】
Oneweb:プレスリリース
ISRO:プレスリリース
Eutelsat:プレスリリース
